ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOURは、アメリカのプロレス団体WWEが主宰する、プロレス興行の名称。2005年2月4日(RAW)、2月5日(SmackDown!)にさいたまスーパーアリーナで開催された。
概要
北米大陸以外の地域ではイギリス・マンチェスター大会・オーストラリア大会に続く3カ国目、アジア地域では初のTVショー開催ということで注目を集め、2日間で3万5000人を動員。当時WWEに所属していたフナキ、タジリ、ケンゾー・スズキ、ヒロコの日本人レスラー4人や、若手時代に日本マットで経験を積んでいたエディ・ゲレロ、クリス・ベノワ、クリス・ジェリコ等も来日した。2002年以降、WWEは年2回のペースで日本公演を行っていたがその全てがハウス・ショーであり、今回6度目で日本でのTVショー公演が実現した。
選手の他、RAWでは、ゼネラルマネージャー(当時)のエリック・ビショフが開会宣言を行い、実況チームのジム・ロス&ジェリー・ローラーも花道横の実況ブースでこの大会を実況した。また、WWEオーナーのビンス・マクマホンも初来日を果たす予定であったが、日本公演直前に開催されたRoyal Rumble 2005のスキットで両足を負傷し手術を行った為来日を断念。副社長のシェイン・マクマホンが来日し挨拶を行った。
放送日は、米国本国では、RAWが2月7日、SmackDown!が2月8日に、日本のJ SPORTSでは、RAWが2月28日、SmackDown!が3月1日に放送され、フジテレビでは、先行番組として、「WWE新春スペシャル 芸能人WWEサポーターズ」が1月4日に、本放送として、「WWE-X テレビショー日本公演スペシャル」が3月1日に放送された。その後にWWEの虜になったファンの願いもあってかRAW・SmackDown!それぞれの放映分が2008年にDVDがリリースされた。
試合結果
RAW
- 開催日 : 2005年2月4日
- 観客動員数 : 16,363人
Heat
- ○シェルトン・ベンジャミン(王者)(9分5秒、Tボーン・スープレックス→片エビ固め)バル・ビーナス(挑戦者)●
ベンジャミン、防衛成功。
- サブミッション・マッチ -Submission Match-
- ○クリス・ベノワ(9分38秒、クリップラー・クロスフェイス)クリス・ジェリコ●
- ●ラ・レジスタンス(シルヴァン・グラニエ&ロブ・コンウェイ)(王者)(4分35秒、バズソーキック→片エビ固め)TAJIRI&ウィリアム・リーガル(挑戦者)○
ラ・レジスタンス防衛失敗、TAJIRI・リーガル組が新王者となる。
- ○トリプルH(王者)(w/ リック・フレアー)(16分49秒、ペディグリー→片エビ固め)エッジ(挑戦者)●
トリプルH、防衛成功。
スマックダウン
- 開催日 : 2005年2月5日
- 観客動員数 : 18,757人
ヴェロシティ
- バシャム・ブラザーズ(ダグ&ダニー(王者)(9分34秒、アンダーテイカー乱入により無効試合)マーク・ジンドラック&ルーサー・レインズ(挑戦者)
- ○フナキ(王者)(7分55秒、トルネードDDT→片エビ固め)チャボ・ゲレロ(挑戦者)●
フナキ、防衛成功。
- ○ジョン・シナ(5分1秒、FU→片エビ固め)オーランド・ジョーダン●
- ○トリー・ウィルソン(1分43秒、着物剥奪)ヒロコ●
- ○カート・アングル(17分13秒、アンクルロック)レイ・ミステリオ●
- ○ジ・アンダーテイカー(17分4秒、裏十字固め)ハイデンライク●