Super Accurate Location Algorism System(通称「SALAS(サラス)」)は、 HS400から導入され、上級HDDナビからDVDナビまでポータブル機種を除く全機種に導入されている、高精度測位システム。通常、らせん状の立体駐車場やGPSの届かない場所などを走行中、路面の傾斜が車の旋回角の検知に影響を及し、屋内での正確な自車位置の算出が困難になる。また、駐車場を出てGPSが受信できる場所に移動すると、思わぬ場所に自車位置がおかれることがあった。しかし、新開発の「SALAS」は、3Dジャイロセンサーのデータを活用して旋回角の誤差を補正することにより、立体駐車場やGPSの届かない場所でもマップマッチングの精度は向上し、駐車場出口付近でも常に正確な位置を表示する。利用するには本体取り付け角度の設定と車速パルスの検出が必要で、SALAS適用時は画面のGPSマークに代わってSALASと表示する。
パナソニックは、メインコンセプトであるFrom Home to Car(家庭のAVエンタテイメントを気軽にクルマに持ち込める)をさらに具現化する新機能、「エンタテイメントバンク」を、HDS400Dから搭載。SDカード経由でパソコンからの音楽データや旅先で録画した動画データ、デジタルカメラで撮った写真データを、ナビに挿入すれば、帰り道にクルマの中ですぐ再生でき、みんなで楽しめるというのがコンセプト。また、HDD搭載のモデルはカード内のデータをHDDへコピーしたり、音楽CDをMP3で圧縮しHDDへストックしたりとクルマの中にいながら多彩なメディアエンタテイメントが楽しめる機能。