新山 志保(にいやま しほ、1970年3月21日[2] - 2000年2月7日[2][4])は、日本の女性声優。奈良県生駒市出身(生まれは愛媛県松山市[2])。最終所属先は青二プロダクション[3]。
略歴
大阪外国語大学デンマーク語学科(現・大阪大学外国語学部外国語学科デンマーク語専攻)卒業。中学の時はブラスバンド部に所属。高校、大学では演劇部に所属。1990年大学3年時に青二塾大阪校第8期入塾[3]、1992年大学卒業と同時卒業。
大学2年の時に声優の道へ進むことを決め「1年でもいい。一生懸命頑張って、たとえ芽が出なくても、一生懸命やったというそのことだけで、あとの人生生きていけるから」という言葉で両親を説得した[5]。
声優として順調にキャリアを積んでいたが、1998年夏頃に急性白血病に倒れ闘病生活を余儀なくされる。2000年2月7日午前6時23分、内臓出血による血圧低下と肺炎との合併症のため死去[4]。29歳没。闘病時、見舞いに訪れた岩田光央に自身のレギュラーキャラクターの代役が決まっていくのを見て「私の代わりはいるんですね…」と語ったというエピソードが残っている[6]。
人物
趣味は読書。特技はピアノとバイオリン。
緒方恵美、笠原留美、石川英郎、阪口大助、山田真一とは青二プロの同期である[7]。このうち笠原とは性格が正反対だが、生前は価値観が似ていて非常に話が合っていた[8]。
葬儀の際、両親による挨拶の中で「志保は苦しみの連続の中にありましても、再び声優に復帰して頑張りたいという気持ちは強く、様々な副作用との闘いの中でも喉を痛めることのないよう大事に大事にしていましたので、声は入院以前のまま保っていました」と語られている[9]。
生前、「演じた役は全部愛している」と友人に語っていた[10]。
特色
フジテレビ『プロ野球ニュース』のナレーター、テレビ朝日『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』の星野光(セーラースターファイター)役、朝日放送・テレビ朝日『ご近所物語』の神埼リサ役、テレビ東京『CLAMP学園探偵団』鷹村蘇芳役など、アニメ・外国映画・ナレーションの多方面で活躍したほか、文化放送のラジオ番組『走れ!歌謡曲』を担当していた。特に星野光役は男女2つの性別を持つ役で、男性時と女性時の声を演じ分けていた。少年役を初めてもらった際は、役作りのため、学生服を着た男子を見つけて、話し方を聞いて、研究したという[11]。
後任
新山の病気降板に伴い、持ち役を引き継いだ声優は以下の通り。ただし、他の声優も総入れ替えされた作品(『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』の星野光/セーラースターファイター、後任:井上麻里奈)はこの趣旨から外れるため、この表には記載しない。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1993年
-
- ツヨシしっかりしなさい(1993年 - 1994年、川上先生の妹、アシスタント、女の子、良子、典子の友達、のぞみ)
- 1994年
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- 1995年
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- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
劇場アニメ
OVA
ゲーム
- 1992年
-
- 1995年
-
- 1996年
-
- 1997年
-
- 1998年
-
- 1999年
-
ラジオ
ドラマCD
吹き替え
映画
ドラマ
ナレーション
その他コンテンツ
- 東芝エレベータ(旧機種のアナウンス。主にエレメイトセレブラムVF以前。)
脚注
注釈
- ^ 番組内でラジオドラマ「男と女・歌謡人生模様」を放送したことから、内山久美子に担当者が代わった後も続いた。
- ^ アニメでは病気のため降板して百々麻子が引き継いでおり、アニメ版とCDドラマ版で全く同じシーンがあるが、演出が異なっている事実上の遺作。
- ^ ジーンの登場は3巻までのため、最終巻(4巻)で、その巻に声を充てていない声優も含めて全担当声優がコメントを残したが、新山のみコメントがなかった。
シリーズ一覧
- ^ 第4シリーズ『SuperS』(1995年)、第5シリーズ『セーラースターズ』(1996年)
- ^ 第1期(1996年)、第2期『II』(1997年)
出典
外部リンク
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