蒔田 彩珠(まきた あじゅ、2002年〈平成14年〉8月7日 - )は、日本の女優。神奈川県[2]横浜市金沢区[1]出身、スターダストプロモーション制作2部所属[3]。
略歴
子役としてCMに出演する兄を見て「私もテレビに出たいな」と芸能事務所に所属し、7歳で子役デビュー[2]。当初人見知りがひどく緊張してオーディションに受からない状況が続いたことから、現場に慣れるため大学の自主制作映画に出演する[4]。
2012年、10歳の時に出演したドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で阿部寛の娘役を演じて監督の是枝裕和から「非常に柔軟性があって、勘もすごくいい。何も心配していない」と演技を高く評価され[5][6]、真剣に役と向き合う共演者の姿を目の当たりにしてそれまでの「楽しいから現場に行く」という感覚から「私も自分じゃない役を演じたい、女優になりたい」と女優の道を志すようになる。以降、『海よりもまだ深く』、『三度目の殺人』、『万引き家族』に起用されて、「蒔田彩珠といえば是枝作品」とも称される是枝作品の常連となる[4]。
2013年にはスペシャルドラマ『ちびまる子ちゃん』でまる子の姉・さきこ役を好演[2]。NTTドコモの注目テレビCM「ドコモ田家」シリーズ[7]にショウガクドコモダケ役で出演し、深津絵里と共演した敷島製パン「Pasco 超熟」のCMでは個性的な少女を好演する[2]。
2015年よりかつて所属していた[いつまで?]シーアンドティー(キャロット)[8]から満島ひかり、安藤サクラらの所属する芸能事務所ユマニテに移籍[9]。2016年11月放送のスペシャルドラマ『五年目のひとり』では渡辺謙との競演で話題を呼ぶ[9]。
2018年、映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で同年齢の南沙良とともにダブル主演を務め、映画初主演。劇中ではギター演奏にも挑戦する[10][6]。同作での演技が評価され、南とともに第43回報知映画賞新人賞および第33回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞[11][12]。同年12月にはオーディションを経て音楽劇『道』で初舞台に立ち、ヒロイン・ジェルソミーナ役を演じる[4][13]。若手俳優の登竜門として知られる大塚製薬「カロリーメイト」のCMキャラクターに起用される[14]など、ブレークが期待される10代の若手実力派女優の1人として注目を集める[15]。
2020年、『朝が来る』で第45回報知映画賞助演女優賞を受賞[16]。新人賞から2年での俳優賞は史上最速、18歳での2冠達成は史上最年少[16]。同年10月31日、フジテレビTWO 第7回「ドラマ甲子園」大賞受賞作品『言の葉』でテレビドラマ初主演[17]。
2021年には同年度前期放送の『おかえりモネ』で2016年度前期の『とと姉ちゃん』以来2度目のNHK連続テレビ小説への出演を果たし、清原果耶演じるヒロインの妹役を演じる[18][19]。
2022年にはTBS系金曜ドラマ『妻、小学生になる。』で堤真一演じる新島圭介と石田ゆり子演じる圭介の妻・新島貴恵の娘、新島麻衣役を演じる[20]。
2023年、NHK総合 夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』で初めて連続ドラマ主演に起用されて好演[21]。同年12月31日に、ユマニテを退社した[3]。
2024年1月1日に、スターダストプロモーション制作2部へ移籍した[22][3]。
人物
受賞
- 2018年
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- 2020年
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- 2021年
-
- 2022年
-
出演
テレビドラマ
配信ドラマ
ラジオドラマ
舞台
映画
大学制作映画
- プロローグ(2009年、東京芸術大学大学院映像研究科) - 病院の少女 役
- カラコギ(2009年、東京造形大学) - 迷子の女の子 役
- ライムキャッチボール(2009年、東京芸術大学大学院映像研究科) - ブランコの少女 役
- さよなら、またいつか。(2010年、立教大学映像身体学科) - ヒロイン(幼少)役
- 家出親父と3匹のどら猫(2010年、東京造形大学 卒業制作) - 少女 役(友情出演)
- 女と男と座敷わらし(2011年、東京大学 映画研究会) - 座敷わらし 役
劇場アニメ
ミュージックビデオ
CM
- フジタ製薬「バズーカ君篇」(2010年)
- KDDI「ケーブルプラス電話インフォマーシャル2011」(2011年)
- メガハウス「ペンデコシール」(2012年)
- ジョンソン・エンド・ジョンソン バンドエイド「キズパワーパッド篇」(2012年・2013年)
- メガハウス「きせかえデコッ手帳」(2012年)
- 日商エステム「日商エステムのうた」(2012年 - 2014年)
- NTTdocomo「ドコモ田家 学生家族いっしょ割篇」(2013年) - ショウガクドコモダケ 役
- 「ドコモ田家 応援学割篇」(2013年)
- 「ジュニスマ 姉妹篇」(2013年)
- 「ドコモ田家篇」(2013年)
- 「ドコモ田家 再申込み篇」(2013年)
- 「ドコモ田家 パケ代篇」(2013年)
- 「サービスパック篇」(2013年)
- 「おすすめパック篇」(2013年)
- 敷島製パン Pasco(2013 - 2018年)
- 「超熟 出会い篇」(2013年)
- 「春のキャンペーン 面白くなりそう篇」(2014年)
- 「超熟 パンの耳篇」(2014年)
- 「超熟 トースト篇」(2015年)
- 「超熟 少女からの手紙篇」(2018年)
- ブルボン アルフォートミニチョコレート「ちょこっとずつ行こう篇」(2013年)
- ベネッセ「進研ゼミ 小学講座」(2013年 - 2015年)
- 味噌汁's デビューアルバム「ME SO SHE LOOSE 告知CM」(2014年)
- 積水ハウス 企業広告 玄関のメッセージ篇(2015年3月)
- JCBオリジナルシリーズ かけがえのない毎日篇(2015年5月)
- 大塚製薬 カロリーメイト
- 「小さな栄養士 チョコレート篇」(2016年10月)
- 「心の声」篇(2018年11月) - CMキャラクター[14][101]
- 日本生命Play, Support. 「母からのメッセージ」篇(2016年12月)
- 日清フーズ マ・マー #ママワザ(2017年11月)
- 積水ハウス 企業・グループCM「ひとは帰ってゆく篇」(2017年11月)
- SoftBank(2018年3月)
- 「志尊、人生を問う。なぜ犬なのに…。」篇
- 「志尊、人生を問う。なぜ人間は…。」篇
- NTT東日本「『ICTる?地域とともに。』宣言篇」(2019年11月 - )
- 「地域文化篇」(2020年)
- 「農業篇」(2020年)
- 「eスポーツ篇」(2020年)
- 「つなぐ篇」(2020年)
- 日本マクドナルド
- 「マックシェイク® カルピス®」夏は、吸い込むものだ。篇(2022年6月)
- 「マックフルーリー® 濃厚マンゴー&カルピス®」夏の作戦会議。篇 (2022年7月)
ラジオCM
- NTTdocomo「家族の絆篇」(2013年) - ショウガクコドモダケ 役
テレビ番組
ドキュメンタリー
- BS1スペシャル「是枝裕和×運命の女優たち〜フランスで挑んだ1年の記録〜」(2019年10月27日、NHK BS1) - ナレーション
- Zの選択「#地元で働く理由」(2022年1月19日、NHK Eテレ) - ナレーション
- スポーツ×ヒューマン「野球がくれた宝物 神戸弘陵学園 女子硬式野球部」(2022年8月22日、NHK BS1) - ナレーション
カバーモデル
広告、イメージキャラクター
脚注
注釈
出典
外部リンク
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