藤野 涼子(ふじの りょうこ、2000年〈平成12年〉2月2日 - )は、日本の女優。本名非公開。
神奈川県出身[2]。アンカー所属[1]。
2015年公開(2014年制作)の映画『ソロモンの偽証』で主演デビューした。芸名は同映画で演じた役名と同じである[4]。
略歴
2000年、神奈川県に生まれ一人っ子として育つ[2]。
テレビ好きの父親の影響で芸能活動に興味を持ち[5]、2011年10月[6]、「テレビに出たかった」という理由で芸能事務所に所属する[7]。
2014年、公立中学校[8]在学中14歳の時、宮部みゆきのミステリー大作を原作とし、松竹による前後編2部作として製作された成島出監督の映画『ソロモンの偽証』にて、メインキャストとなる中学生役に応募し、「日本映画最大規模」とされた半年間のオーディションに参加した約1万人の中から主人公の藤野涼子役に抜擢された[4][9][10]。当時はテアトルアカデミー所属で[11]、デビュー時点で藤野は演技経験がほとんどなく、出演経験があるのはエキストラのみで[7]オーディションもわずか3度目であった[2]。主演発表にあたって、映画のプロデューサーと監督から役名と同じ名でデビューしてはというアイデアが出され[2]、原作小説の生みの親である宮部からも「二つ返事」でOKを受けてこの名を芸名とした[4]。
2016年、映画『ソロモンの偽証』での演技が評価され、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の新人賞を受賞[12][13][14]。
同年、テアトルアカデミーからケイファクトリーへ移籍[15]。
2017年、福岡発地域ドラマ『たからのとき』(NHK)でテレビドラマ初出演[15]。同年5月、『ひよっこ』で主人公の同僚役を演じ、NHK連続テレビ小説初出演[16][17][18][19]。
2018年3月1日、高校を卒業[20]。進学はせず女優業に専念する[21][22][23]。
同年12月15日公開(2016年制作)の映画『輪違屋糸里 京女たちの幕末』で主演を務め、時代劇に初挑戦[24][25][26][27]。
2019年、『腐女子、うっかりゲイに告る。』(NHK)にオーディションを経て[28][29]、ゲイの同級生に恋をする腐女子の高校生・三浦紗枝役で出演[30][31][32]。同作の内容が話題を呼び[33]、同年6月度のギャラクシー賞月間賞を受賞[34][35]。また、自身もリアリティのある演技が評価され[36]、コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞を受賞する[37]。
同年11月、二兎社『私たちは何も知らない』で初舞台を踏む[38][39][40][41]。
2021年、『青天を衝け』でNHK大河ドラマ初出演。主人公・渋沢栄一の妹・てい役を演じた[42][43]。
2024年3月31日、ケイファクトリーとの専属契約が満了[44]。同年4月1日、アンカーに移籍[45][46]。
人物
趣味は読書、映画観賞、編み物で、お笑いや寺巡りも好む[6]。
好きな俳優は西島秀俊、香川照之[6][26]、ジョニー・デップで、映画女優としての目標・憧れの女優は吉永小百合[6]、オードリー・ヘプバーン[47]。
好きなタレントはイモトアヤコ。2015年、映画『ソロモンの偽証』のスポットCMにイモトが出演した際、スタッフの計らいで対面を果たした[48][49]。それを受けて藤野が号泣する一幕もあった[48][49]。
高校時代は、神奈川県の公立高校でダンス部に所属していた[6]。
嗜好
好きな漫画は『俺物語!!』、『SKET DANCE』、『ハイキュー!!』[50]。
時代劇が好きで、小学生のころは『水戸黄門』を好んで見ていたという[51][52][53]。
芸能活動
幼いころから芸能界に興味を持ち、七夕の短冊には「アイドルになりたい」、「タレントさんになりたい」と綴っていた[54]。
女優を志したきっかけは、映画『シザーハンズ』[54]。
受賞歴
映画(受賞歴)
ドラマ
その他
- 2017年度
- 万年筆ベストコーディネイト賞2017 次世代部門[59]
出演
主演作品は太字で記載。
映画
テレビドラマ
配信ドラマ
舞台
ナレーション
ラジオドラマ
CM
広告
ミュージック・ビデオ
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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