『Dr.コトー診療所』(ドクターコトーしんりょうじょ)は、フジテレビ系で放送された日本のテレビドラマ。主演は吉岡秀隆。山田貴敏による同名の漫画を原作とする。
第1期は、2003年7月3日から9月11日まで毎週木曜日22時 - 22時54分に、「木曜劇場」枠で放送された。
2004年に『特別編』と『Dr.コトー診療所2004』が放送された。
第2期は、2006年10月12日から12月21日まで毎週木曜日22時 - 22時54分に、「木曜劇場」枠で放送された。
2022年、16年ぶりの続編が劇場映画として制作され、12月16日に公開された[1][2]。
登場人物についてはDr.コトー診療所を参照。ただし、原作と大幅に違う部分が多い。
〈 株式会社1 〉
〈 株式会社イマージュ 〉
〈 サポートスタッフ 〉
〈「Dr.コトー診療所」制作委員会〉
集大成にしてシリーズ完結編となる劇場版が2022年12月16日に公開された。[1][9]
2003年、フジテレビの木曜10時枠で放送された連続ドラマ「Dr.コトー診療所」。第1期の平均視聴率は19%、最高視聴率は22.3%の大ヒットとなった。続く第2期の平均視聴率は22.4%、最高視聴率は25.9%を記録した。第1期、Dr.コトー診療所特別編、Dr.コトー診療所2004、第2期の放送を経て劇場版では16年ぶりに集大成にして完結編となる、Dr.コトー診療所の“今”を描く。 出演者としてコトーこと五島健助に吉岡秀隆、診療所の看護師の五島彩佳に柴咲コウをはじめ時任三郎、大塚寧々、大森南朋、朝加真由美、泉谷しげる、筧利夫、小林薫がドラマ時代から続けて続投し、一度は芸能界から引退した富岡涼が今作のためだけに復帰した。さらに劇場版から新たな登場人物として新米医師に高橋海人、島出身の看護師に生田絵梨花が出演。本作の監督を務めたのはドラマシリーズから演出を務めた中江功、脚本は同じく吉田紀子。そして主題歌はドラマシリーズからの中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」。撮影現場はドラマシリーズから変わらない沖縄県与那国島を舞台としている(作中の島名は志木那島としている)。
2022年、日本の西の端に位置する孤島・志木那島に19年前、正一に招かれ東京から来島したDr.コトーこと五島健助は以来、島のたった一人の医師として島民全ての命を背負ってきた。長い年月をかけ、島民はコトーにコトーは島民に信頼を寄せ今や彼は島にとってかけがえのない存在になり家族となった。また数年前にコトーは彩佳と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月を迎えもうすぐコトーは父親となる。 そんな中、志木那島診療所はコトー、彩佳、和田、新米医師に織田判斗、数年前から診療所に勤務する島出身の看護師・西野美那と共に切り盛りしていた。しかし、2022年現在日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいた。財政難にあえぐ近隣諸島との医療統合の話が持ち上がりコトーに島を出て拠点病院で働かないかと提案を出す。そうなればコトーは長年暮らした島を出ていくことになる。それが島の未来のためだと理解しながらもコトーは返事を出来ずにいた。 そんな折、コトー自身にも異変が起き、島には次第に近づく台風。毎年台風の通り道となる志木那島だが、想定外の被害がもたらされていることが役場に入ってくる。次々と診療所に運び込まれる急患。限られた医療体制で対応を強いられる診療所はまるで野戦病院と化す。そして再び、コトーたちは“家族”である島民たちの優しさと人との命の尊さに向き合い葛藤することになる。