CDショップ大賞(シーディーショップたいしょう)は、全日本CDショップ店員組合が主催する日本の音楽賞。全国のCDショップ店員の投票で賞が選ばれる。「本屋大賞の音楽版」と称される[1][2]。
概説
以下、「全日本CDショップ店員組合」公式サイト内「CDショップ大賞」ページより抜粋[3]。
CDショップ大賞は、全国のCDショップ店員の投票だけで選ばれる年に一度の賞です。メジャー、インディーズを問わず、CDショップの現場で培われた目利き耳利きを自負し、選考に際して個人的な嗜好に偏る事なく、賞をきっかけに店頭から全国に向けて発信出来るような "本当にお客様にお勧めしたい作品" を "大賞" として選出していきます。
CDショップ大賞をはじめ様々な賞を通して、新しい才能、素晴らしい作品、そして誰かの人生を変えてしまうかもしれない作品を、伝え届けることを目指します。
CDショップ店員が「行かなきゃ 会えない 音がある。」というスローガンのもと、一般の音楽ファンの方々に素晴らしい作品やアーティストとの出逢いをもたらすような賞でありたいと考えています。
選考基準
- CDショップの現場で培われた目利き、耳利きによる選出
- メジャー、インディーズは問いません
- 受賞をきっかけに沢山のお客様にご来店いただける作品
- 受賞によって更にブレイクに繋がる作品
投票資格者・投票方法
新譜を扱うCDショップ店員(アルバイト・パート含む)が投票を行う。本名・店名・作品推薦コメント等を必須記載の上、投票はウェブ、スマホ、FAXのいずれかで行う。
投票
第12回より年2回のノミネート投票を年1回に変更。ノミネート投票では1人3作品選んで投票する。投票集計により上位10から20作品(投票同数票含む)を入賞作品として選出。そのほか、地域ブロック賞、部門賞の投票も合わせて実施している。最終投票では、入賞作品から大賞にしたい作品を1人1作品を選んで投票を行う。
授賞式
第1回の授賞式は、渋谷HMV店内で行われた。第1回の時点では、賞に対するレコード会社やCDショップ店員の認知が低く、ステイタスの面でもこれからという段階であった。そのことから、メディアの注目も低く、授賞式に現れたのは、大橋トリオの1人だけという寂しい内容になった[2]。第2回は、賞のセールス効果を見たレーベルや第1回に参加しなかったショップ店員の協力を得ての開催となった。授賞式は、SHIBUYA BOXXで行われ、大賞のTHE BAWDIESと準大賞の清竜人が参加し、ライブパフォーマンスを行った[2]。
これまでに、洋楽賞受賞者が授賞式に訪れたことはないが、第2回の大賞受賞者であるレディー・ガガが「Arigato!」と書いた色紙を送り、準大賞のダイアン・バーチがビデオメッセージでコメントしている[2]。
開催会場・期日一覧
回
|
授賞式
|
投票日程
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会場
|
日程
|
ノミネート投票
|
最終投票
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1
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渋谷HMV店内
|
2009年5月12日
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2008年11月17日 - 2009年1月20日
|
2009年2月6日 - 3月5日
|
2
|
SHIBUYA BOXX
|
2010年1月21日
|
2009年11月2日 - 11月16日
|
2009年11月26日 - 12月8日
|
3
|
渋谷WWW
|
2011年1月20日
|
2010年10月4日 - 10月18日
|
2010年11月10日 - 11月22日
|
4
|
SHIBUYA BOXX
|
2012年1月20日
|
2011年12月10日 - 12月20日
|
2012年1月10日 - 1月20日
|
5
|
Zepp DiverCity
|
2013年3月7日
|
2012年6月20日 - 7月3日
|
2012年12月7日 - 12月17日
|
6
|
Zepp Tokyo
|
2014年3月6日
|
2013年6月20日 - 7月3日
|
2013年12月1日 - 12月15日
|
7
|
Future SEVEN
|
2015年3月9日
|
2014年6月20日 - 7月3日
|
2014年12月1日 - 12月15日
|
8
|
2016年3月9日
|
2015年6月19日 - 7月3日
|
2015年11月30日 - 12月14日
|
9
|
2017年3月13日
|
2016年6月27日 - 7月10日
|
2016年12月1日 - 12月22日
|
10
|
白金高輪SELENE b2
|
2018年3月8日
|
2017年7月14日 - 7月30日
|
2017年12月1日 - 12月21日
|
11
|
2019年3月18日
|
2018年8月1日 - 8月31日
|
2018年12月3日 - 12月23日
|
12
|
北沢タウンホール
|
2020年3月12日
|
2019年12月2日 - 12月19日
|
2020年1月8日 - 1月16日
|
13
|
無観客での開催
|
2021年3月23日
|
2020年12月10日 - 12月17日
|
2021年1月6日 - 1月13日
|
14
|
2022年3月3日
|
2021年12月8日 - 12月17日
|
2021年12月27日 - 2022年1月10日
|
15
|
渋谷ストリームホール
|
2023年3月2日
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2022年12月9日 - 12月16日
|
2023年1月6日 - 1月13日
|
受賞作品
大賞
大賞は入賞作品より選出される最高賞である。第11回までは各年1作品のみの選出であったが、第11回から、「赤(何度でも聴きたくなる作品)」と「青(新人のアルバムを対象に選考するブレイクを期待される作品)」の2項目それぞれの大賞が選出される[4]。
準大賞
準大賞は第10回まで。
ニューブラッド賞
BEST ARTIST賞
コメント大賞
ミュージックジャケット・クリエイティブ賞
入賞
各賞受賞作品(部門賞)
洋楽賞
第2回のみ大賞と準大賞が設けられ、第12回は特別賞が設けられた。
最優秀新人賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
6
|
2014年
|
KANA-BOON
|
DOPPEL
|
僕がCDを出したら
|
マエストロ賞
ライヴ作品賞
クラシック賞
第6回から。
ジャズ賞
歌謡曲賞
第6回 - 第10回:演歌賞、第11回:歌謡曲・演歌賞、第12回から歌謡曲賞に名称変更。
リビジテッド賞
ベスト盤アルバム賞
パッケージ・デザイン賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
15
|
2023年
|
藤井隆
|
Music Restaurant Royal Host
|
特別賞
地方賞作品
北海道ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
2
|
2010年
|
sleepy.ab
|
paratroop
|
3
|
2011年
|
サトウヨシアキ
|
cacoi
|
4
|
2012年
|
サノトモミ
|
ミッドナイト・エクスプローラー
|
5
|
2013年
|
Ao
|
Trigger of Life
|
6
|
2014年
|
Drop's
|
DAWN SIGNALS
|
7
|
2015年
|
FOLKS
|
NEWTOWN
|
8
|
2016年
|
THE BOYS&GIRLS
|
バックグラウンドミュージック
|
9
|
2017年
|
The Floor
|
ライトアップ
|
10
|
2018年
|
THE BOYS&GIRLS
|
拝啓、エンドレス様
|
11
|
2019年
|
金子智也
|
手をつなごう
|
12
|
2020年
|
爽
|
Runaway
|
13
|
2021年
|
ズーカラデル
|
がらんどう
|
14
|
2022年
|
KALMA
|
ミレニアムヒーロー
|
15
|
2023年
|
Furui Riho
|
Green Light
|
東北ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
2
|
2010年
|
THE YOUTH
|
Rain The Rainbow
|
3
|
2011年
|
ソンソン弁当箱
|
ロマンの日本
|
4
|
2012年
|
熊谷育美
|
その先の青へ
|
5
|
2013年
|
なつし聡
|
キャッチボール ~ソングブック・オブ・マイ・ライフ
|
6
|
2014年
|
ひとりぼっち秀吉BAND
|
道しるべ
|
7
|
2015年
|
PLASTIC GIRL IN CLOSET
|
eye cue rew see
|
8
|
2016年
|
朝倉さや
|
River Boat Song -Future Trax-
|
9
|
2017年
|
zero zero z
|
musicΔ
|
10
|
2018年
|
アンテナ
|
モーンガータ
|
11
|
2019年
|
村松徳一
|
星めぐりの歌
|
12
|
2020年
|
RINGOMUSUME
|
FOURs
|
13
|
2021年
|
Cody・Lee (李)
|
生活のニュース
|
14
|
2022年
|
菅原信介 & 6th Generation
|
SUGAROKU
|
15
|
2023年
|
秩父英里
|
Crossing Reality
|
関東ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
2
|
2010年
|
harmonic hammock
|
ハローとグッバイ
|
3
|
2011年
|
SuiseiNoboAz
|
SuiseiNoboAz
|
4
|
2012年
|
玲里
|
KISS AND FLY
|
5
|
2013年
|
なつし聡
|
キャッチボール ~ソングブック・オブ・マイ・ライフ
|
6
|
2014年
|
Charisma.com
|
アイ アイ シンドローム
|
7
|
2015年
|
シャムキャッツ
|
AFTER HOURS
|
8
|
2016年
|
Suchmos
|
THE BAY
|
9
|
2017年
|
never young beach
|
fam fam
|
10
|
2018年
|
SUNNY CAR WASH
|
週末を待ちくたびれて
|
11
|
2019年
|
KOTORI
|
CLEAR
|
12
|
2020年
|
ドミコ
|
Nice Body?
|
13
|
2021年
|
オレンジスパイニクラブ
|
イラつくときはいつだって
|
14
|
2022年
|
Kroi
|
LENS
|
15
|
2023年
|
さらさ
|
Inner Ocean
|
甲信越ブロック賞
第6回のみ甲信越・北陸ブロック賞となる。
甲信越・北陸ブロック賞
第7回から甲信越ブロック賞、北陸ブロック賞に分化。
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
6
|
2014年
|
noid
|
so are millions of us
|
北陸ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
7
|
2015年
|
Family Basik
|
A False Dawn And Posthumous Notoriety
|
8
|
2016年
|
POLTA
|
SAD COMMUNICATION
|
9
|
2017年
|
Kan Sano
|
k is s
|
10
|
2018年
|
YOCO ORGAN
|
GOOD BYE
|
11
|
2019年
|
Gen
|
Singin' and smilin'
|
12
|
2020年
|
tonari no Hanako
|
切ったら、空
|
13
|
2021年
|
GAME CENTER
|
さよならサバーバン
|
14
|
2022年
|
プッシュプルポット
|
僕らのままで
|
15
|
2023年
|
プランプラム
|
tokeru
|
東海ブロック賞
関西ブロック賞
中国・四国ブロック賞
第7回から中国ブロック賞、四国ブロック賞へ分化。
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
3
|
2011年
|
simploop
|
unlock
|
4
|
2012年
|
宇宙人
|
お部屋でミステリーサークル
|
5
|
2013年
|
ひめキュンフルーツ缶
|
恋愛ミラクル!!
|
6
|
2014年
|
四星球
|
COMICBAND 〜アホの最先端〜
|
中国ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
7
|
2015年
|
RED in BLUE
|
NEW AGE
|
8
|
2016年
|
カナヤ
|
藍のうた
|
9
|
2017年
|
丸本莉子
|
誰にもわからない〜何が幸せ?〜
|
10
|
2018年
|
ゆるふわリムーブ
|
芽生
|
11
|
2019年
|
CRAZY VODKA TONIC
|
書を灯す
|
12
|
2020年
|
H!dE
|
STORIES
|
13
|
2021年
|
藤井風
|
HELP EVER HURT NEVER
|
14
|
2022年
|
Rose One
|
さんかくえらぶはなし
|
15
|
2023年
|
bokula.
|
生活に、寄り添い.
|
四国ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
7
|
2015年
|
四星球
|
もはやCDではない
|
8
|
2016年
|
LONGMAN
|
tick
|
9
|
2017年
|
Cold Retriever
|
carry on
|
10
|
2018年
|
sympathy
|
海鳴りと絶景
|
11
|
2019年
|
STU48
|
暗闇
|
12
|
2020年
|
LONGMAN
|
Wish on
|
13
|
2021年
|
古墳シスターズ
|
スチューデント
|
14
|
2022年
|
みゆはん
|
かいこ
|
15
|
2023年
|
Bialystocks
|
Quicksand
|
九州ブロック賞
沖縄ブロック賞
回
|
年
|
アーティスト
|
作品
|
6
|
2014年
|
きいやま商店
|
ダックァーセ!
|
7
|
2015年
|
Manami
|
シャングリラ
|
8
|
2016年
|
MONGOL800
|
People People
|
9
|
2017年
|
安次嶺希和子
|
TROPICAL GREEN
|
10
|
2018年
|
Anly
|
anly one
|
11
|
2019年
|
下地イサム
|
GAFU
|
12
|
2020年
|
HoRookies
|
HoRookies
|
13
|
2021年
|
キヨサク/thea
|
想うた
|
14
|
2022年
|
MONGOL800
|
etc.works3
|
15
|
2023年
|
ウチナー・ジャズ・オール・スターズ
|
ウチナー・ジャズ・ゴーズ・オン
|
出典
関連項目
外部リンク
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その他各賞 |
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第1回(2009年) - 第13回(2021年) カテゴリ |
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